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昨今、スマホやタブレットが大活躍ですが、 パソコンはやはりWindowsですよね。
これはそんな考えでいたsumikko.tokyoがいい意味で裏切られた話です。
長いしおしゃれな話では一切ありません。ごめんなさい。
Linux
Linuxはもう有名でパソコン使う人は名前くらいはご存知でしょう。 スマホで育った若い世代の方も Androidの基盤にLinuxがあることとかご存知かも。
筆者も長らくLinuxを使ってました。 ただWindowsではやりにくい作業用でした。
Windowsでの問題
以前記事にした通り、Microsoft Windows 7はサポートが2020年1月に切れます。 これは仕方ないことです。
筆者として困ったのは、そんなWindows 7が現役であること。
- Windows 10への無償アップグレードを逃したのが最大のミス。
- 実はパッケージ版のWindows 10 Proは買っている。
- ただWindows 7のパソコン自体が古いのも事実で、買い替えタイミング。
- Windowsはプリンターで印刷もするオフィス環境としては断然いい。
だからWindows 10への移行は、8年使ったパソコンの更新とともに行う予定です。
ただ流石に8年酷使されてきたパソコンは突然壊れても不思議ではないので、 最低限の負担にしてあげたかった。
Debian
そこでちょっとLinux、特に好みのDebian GNU/Linuxで どのくらい作業分担できるか、実際にやってみることにしました。 実は1年くらい前の話です。
結論
印刷を除けばむしろ主役になってしまった。
Debianはいい意味で古めのソフトウェア構成とはいえ、 安定していてセキュリティパッチも速く素敵です。
ただ以前に日本語デスクトップ環境を試したときは、 筆者としてはWindows 7に軍配を挙げました。 Linuxは英語環境のみの作業用で割り切ってました。
2018年、Debian安定版(バージョンでいうと9、通称Stretch)で、 再度日本語デスクトップ環境を試してみたわけです。
Stretchでの日本語デスクトップ環境
細かなことは割愛して、次の構成にて筆者は陶酔しました。
構成部位 | 概要 |
---|---|
デスクトップ | GNOME |
日本語 | Google Mozc (IBus) + Google NOTO フォント |
ブラウザ | Mozilla Firefox ESR |
オフィス | LibreOffice |
細かいとこ | LVM over LUKS / NVMe, TRIM/month |
ちょこっとだけ設定いじる必要はあったし、 最初は使い勝手の違いに戸惑いましたが、 控えめに言って素敵!
特にMozcとNOTOで日本語環境は劇的に楽にキレイになった気がします。
もうこれでいいじゃない。いやむしろこれがいいじゃないか。
システム暗号化
ちなみにWindowsパソコンはどこかに忘れたり空き巣で取られたりすると面倒で、 VeraCrypt でシステムディスク全暗号化してました。 Windows 10で同じことはできるようですが、 特に大型アップデート後のトラブル時が不安だったので、 そこも含めて上記構成(LUKS)で試していたわけです。
感じた限界
懸念していた通りというか、1つだけ問題が残りました。
印刷です。プリンター対応です。
Linux CUPSの発展もめざましく、多くの場合は問題ないのでしょう。 ただ筆者にはWindows 7同等の印刷環境を再現はできませんでした。
細かいところを言えば、 LibreOfficeもちょっと使い勝手がMicrosoftのとは違ってやや難が。 特にきれいで多彩な日本語フォントとか含めて、 流石にオフィススイートはMicrosoft Officeに軍配です。
オチ
Windows 10への移行は予定通りにパソコン新調に合わせて行います。 ただもう、筆者の日常はDebianでのGNOMEが合ってきました。
ありがとうDebian!
ありがとうGoogle大先生!
そしてどうしようライセンスあまりそうなパッケージ版Windows 10 Pro。