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Debian での GUI と Intel 内蔵 GPU (iGPU)の注意点

お知らせ: たぶん古い記事です。

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ずいぶん前に Debian 含めた Linux 関連の記事を書いた sumikko.tokyo。

思い返してみるとちょっと不足がありました。

勧めておいて忘れるとか、なんてこった。

Rev 3

Debian buster で GNOME/Wayland の場合の追記。

Intel Core CPU 内蔵 GPU (iGPU)との相性問題

Debian で GUI を GNOME なりなんなりいれて、 Firefox なりなんなりで Youtube なり見てると、 カックカクの動画再生品質に当惑します。

古い Intel iGPU のドライバー

Debian の APT さんは、 長い Intel CPU iGPU のドライバーの経緯と複雑な依存関係で、 「とても古いドライバー」をインストールしてしまいます。

Debian buster 10.1 の現状 (2019-11-03)

新リリースの buster ですら、未だに問答無用ではいってきます。

ただし、buster では GNOME に関しては X.org ではなく Wayland で 動作するため、ここに書いてあるドライバーパッケージ削除は不要です。 ただ大体の場合、消しても問題ないです。どっちでもいいです。

なお Debian 標準の Xfce4 など、 GNOME 以外のデスクトップなどでは状況は同じです。 おっそいな〜と思ったら削除するといいでしょう。

解決方法

ともあれ、問題解決はかんたんです。

root# apt purge xserver-xorg-video-intel

はいおしまい。

これでスムーズな Windows 的な表現でいうところの エクスペリエンスが堪能できます。

そう、Debian ならね。

—りんご屋さん

xserver-xorg-video-intel

これ、問答無用で依存関係の兼ね合いではいってきちゃいますけど、 パッケージ文自体が「古いので新しい Intel CPU には使わないでね」って ちゃんと言ってます。

  • ただインストールの過程でその文面は表示されません。
  • Debian インストール文書 (amd64) でも触れられていません。

要するに普通にインストールしていて気づきにくいです。

パッケージ文書での注意文の確認方法

user$ apt show xserver-xorg-video-intel

あるいは Debianのパッケージサイト をご覧ください。

2007 年くらい以降のには使わない

  • Sandy bridge おじさん(第 2 世代 Core)ですら 2011 年の CPU です。
  • その前ので 2008 年くらいになります。3 桁の型番が大雑把に多いです。

Attention!

つまり「よっぽど古い Intel CPU (Core Duo 以前くらい)」でないと、 xserver-xorg-video-intel はお助けどこか 弊害を招いちゃうわけです。

まとめ

  • Intel Core「4桁」型番なら、 xserver-xorg-video-intel は抹消です。大雑把に。
  • 消さないでも GUI 自体は映るのですが、パフォーマンスが悪いです。
  • 自作 PC に Debian 使いたい放題になります。オススメです。

おまけ

BIOS からいじれる場合、iGPU 用のメモリを 1 GB くらいにどーんと 増やしましょう。

結構なめらかになると思います。多分。

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