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「ネットワーク」と「信号」と「ノイズ」

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ネットワーク、インターネットという言葉は大変です。

技術的に何を意味するか、どう構築して、どう運用するか、 数十冊の専門用語の塊の書籍で部屋が埋まります。冗談抜きでそうなります。

Rev2

すこし加筆修正しました。

「ネットワーク」と「インターネット」

だから不正確さを覚悟の上で、恐ろしく簡潔にします。

  • このシリーズにおけるネットワークとは、 「コンピューターが相互に繋がった状態」とします。
  • このシリーズにおけるインターネットとは、 「ネットワークが地球規模になったもの」とします。

私たちは「端末」を経由して「ネットワーク」に接続し、 「インターネット」を利用しています。という感じです。

端末はスマホかもしれませんしパソコンかもしれません。

信号伝達

ネットワークを実現するには物理法則に従って、 まずある場所から別の場所に「信号」を送らないといけません。

「信号」あるいは「シグナル」

このシリーズでの信号とは、「何かしらの目的などを伝えるための現象」とします。

参考までに極端なものも含めて信号の例を挙げます。

  • 口笛・法螺貝・声のような「音」による信号。
  • 電灯点滅やレーザーなどによる「光」そのものによる信号。
  • 狼煙・手旗信号・ジェスチャー・表情のような「視覚」による信号。
  • 標識・伝書鳩・手紙のような「記号・文字」による信号。
  • 電報・電話のような「電気」による信号。

必ずしも電気が信号伝達に必要なわけではないです。

信号伝達の方法は物理の応用でいくらでもあります。

ただ信号伝達では「相手」の存在と、その相手がどの形態の信号を 認識できるかは重要になります。

信号伝達の精度や速度は全く技術的な話になるのでここではばっさりカットです。

無人島での信号伝達

例えば広い砂浜に一直線に置かれた木と石。

仮に上空をヘリや飛行機が飛べば、モールス信号として信号伝達できる 可能性があります。

他方で大声で水平線に浮かぶ船のような影に叫んでも信号伝達にはならないでしょう。

遠くのものに存在を知らせる信号を送るには、 鏡や光るものを使って光を対象物に向かわせることが無難です。

サバイバルグッズには手鏡は入れておきましょう。 アルミホイルでも十分です。割れないですし。

弓矢を使うような感じで片手を伸ばして指で輪っかをつくって対象物を補足し、 その範囲にもう片方の手でもった手鏡などで反射光を出し入れするだけです。

「ノイズ」

信号の対義語として、ノイズが挙がります。

  • ノイズとは「信号伝達において好ましくない事象」とします。
  • 例えばお話中の周囲の騒音です。駅の雑踏などが該当します。

S/N比

どの程度信号がうまく伝達するか、 あるいはノイズが少ないかの指標にS/N比(SNR)があります。

まんまSignal/Noiseで、いろいろなところで使われる用語です。

単位が「対数」なのには注意です。

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