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スマートフォン、タブレット、パソコン。
そういったコンピューターとは何か、 それを語るなら一冊の本が最低でも必要です。
コンピューターとは、21世紀においては実質的には「電子計算機」です。
ただ歯車などでも機械的な計算機は作ることができます。
計算機としての時計
典型的な例は時計です。
時計は単純化すると、一秒間に回る部品といくつかの歯車です。
- 秒における1秒足す1秒が基本計算です。
- 60秒間を基数として1分間が計算されます。
- 60分である3,600秒を基数とする1時間が計算されます。
- 24時間である86,400秒を基数とする1日が計算されます。
1日24時間と、7日間でなる1週間までは単純な歯車の比率の問題で済みます。
しかし月と年という「暦」の概念まで持ち込むと歯車ではかなり、 というか電子計算機のソフトウェアですら、ほぼ無茶な世界になります。
カレンダー付き機械式腕時計
機械時計にも、日付のカレンダー機能まではついていることが多いですよね。
しかし高級品でも、機械式腕時計だと、月初めにカレンダーを リューズを回して調整しないといけません。
1ヶ月間は28日間から31日間までばらつきがあります。 うるう年まで考慮にいれると、暦はかなり複雑になります。
世界にはそのレベルまでを実現した、 歯車などの機械的部品でなる暦付き大時計も存在します。 例として「ストラスブール大聖堂の天文時計」です。驚異的です。
一生のうちに一度は実物にお目にかかりたい。
しかしちょっとここで止めましょう。 ここの目的は、コンピューターの原理とは何や、ではありません。
言葉の意味に関する前置きです。
「コンピューター」
このシリーズにおけるコンピューターは、電子計算機全部を意味します。
米粒レベルのものから人間より大きなものまで、色々あります。 なので身近に存在しているものにできるだけ限定します。
スマートフォンやタブレットも、電子計算機です。 つまりコンピューターという表現には、 スマートフォンやタブレットも含まれます。
パソコンももちろん含みます。 そもそもパーソナル・コンピューターの略称です。
「端末」
そして、話を簡潔にするため、 それらを全部まとめた「 端末 」という言葉を多用します。
このシリーズにおける「端末」とは、私たちが使うスマートフォン、 タブレット、パソコンなどを意味します。
あえて「端末」と呼ぶ理由は、 私たちの思いがけないところにも大小思いがけない規模のコンピューターが存在しているからです。
コンピューターや電子計算機という表現ではそれらも含んでしまいます。
参考までに言葉だけ挙げると、
- 非電子計算機の例:(機械式)時計、そろばん、計算尺
- 小さいコンピューターの例:マイコン、Felicaカード、SIMカード
- 大規模なコンピューターの例:メインフレーム、スーパーコンピューター
意外なものもの含まれてしまいます。
だから明確に「端末」という言葉でそれらと区別します。
「人が日常で使うサイズの明らかなコンピューター」という感じです。