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金属線でのネットワークの続きです。
ちょっと補足的なところから。
「ビット」についてちょびっと
ビット "bit" とは情報工学用語では0か1のいずれかを表す単位です。
- 本質的には0か1であるというより、2つの値のみを取る系です。
- ただ計算機工学や情報工学では、数学上の都合で0と1を割り当てます。
足し算と掛け算がうまいこと「閉じる」ので便利なのです。
すごく大雑把ですが、数学用語でいうところの「体」や「群」に相当します。
0と1でない2値信号
モールス信号ではダッシュ "-" とドット "." で2つの状態を意味します。
それらをいくつかまとめて文字としての"0", "1", "2", ..., "9"や アルファベットに割り当てています。
ただこれらでは「表現」はできますが「計算」はうまくできません。
他の例として、「ファジー理論」では0と1の前後と中間も利用した計算をします。
ビットについては後の章で触れます。
- ネットワーク通信では「ビット "bit"」単位が多い。
- 一般的なディスク読み書きでは「バイト "Byte"」単位が多い。
この2つを覚えておけばとりあえずよいかと思います。
Note
よく通信関係のCMでは「ギガ」を乱発してますが、 「ギガ ビット 」かつ「最良の条件下で」が大半です。
より日常的な感覚のバイト単位に換算して実際のところを評価したら、 大半において「数十メガバイト毎秒単位の送受信」が上限です。
2019年現在において「ギガバイト毎秒」での「ネットワーク通信」には、 一般的ではない高速通信装置とケーブルを要します。
金属線ネットワークの利点
金属線のネットワークの利点は大体3つです。
- 構造の単純さ
- 普及率、安さ
- 電気駆動性
とくに金属線を束ねたネットワークケーブル自体が安いですし、 それらで接続するネットワーク機器も安いです。 単純なものは1,000円程度からで、 家庭用ならハブもルーターも数千円です。 多機能なもので1万円程度、 そして業務用でも10万円程度が多いです。
なにより電気駆動です。コンセントからの電力で動く電気回路で実現できます。
欠点は前章でも挙げたような金属の電気抵抗などによる物理的な制約から、 km レベルの長いネットワーク線には使えないという感じです。
次に述べる「光ファイバー」では「電気と光の相互変換」が必要になりますが、 超長距離の通信も可能にします。