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デフォルト

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「なんてまじめなことで珍しく〆てみます。」 と前回うっかりデフォで書いてしまったsumikko.tokyo。

いいえ、珍しくありません。デフォでまじめです。多分。

"default"

このように一度こんぴうたーに脳を侵されたら、そのヒトはデフォで デフォルトという言葉を乱用し始めます。

何言ってんだこいつと思われるでしょうので辞書で調べてみましょう。

default: noun

1) [U, C] failure to do sth that must be done by law, especially paying a debt.

2) [U, C] (especially computing) what happens or appears if you do not make any other choice or change.

—Oxford ADVANCED LEARNER'S Dictionaryより一部抜粋

カッコつけて英英辞典を出しているわけでは多分ありません。

default: n.

1. failure to fulfill an obligation, esp. to repay a loan or appear in a court of law.

2. a preselected option adopted by a computer program or other mechanism when no alternative is specified by the user or programmer.

—NEW OXFORD AMERICAN DICTIONARYより一部抜粋

デフォが厄介だと思うので原点に帰って原典的な引用をしたわけであります。

デフォルトの問題

sumikko.tokyo的にはこの単語はデフォでヤバい思ってます。

  1. 日常会話では「デフォルト」とか「デフォで」と聞いて「なにそれ」と思うのでは。
  2. コンピューター関連では大体「初期設定」の意味です。
  3. しかし金融業界だと「債務不履行」まっしぐら。

そうなると金融業界のコンピューターシステム案件での意味って 一体どういう混沌になるのでしょう。

例:金融コンピューターシステム

例えば def set_default(person)

  1. 何かの人の初期設定したいのか。
  2. なんかやばい顧客の債務不履行処理なのか。
  3. そして最初の"def"はこの場合"define"の略だったり。

結論

「デフォルト」で"default"は使わない。

意味が違いすぎて場合によって弊害がでかねません。

多分単純にそういうことにならないようデフォの業界標準があるんでしょう。

オチ

初期設定と言いたいなら上記引用の"preselected option"や "initial setting"なり、ド直球がいいように思えるのです。

そもそもなんでコンピューター業界用語でこんな意味になったのかよく知りません。

上記引用の「選択肢や変更をなさないときに起こること・出てくること」という流れで、 本来は色々とタイピングしてEnterボタンをカッチーンとかっこよく打つべきところを、 sumikko.tokyoよろしく怠惰的にだらだら放置してしまって、 つまりは「何も違いを意図しない」からの「初期設定」でってことなんでしょうか。

英語ネイティブの人にとって、一体この単語ってどういう印象なんでしょう。 「すべきことをしないで招く結果」的なものなんでしょうか。

ということでデフォで使わないように気をつけてはいます。ん?

蛇足

もしかしたらタイピングどころか、カードに穴を開けまくる時代の遺物かもしれません。

パンチカードからテープになり、ロールになったり、置き場が図書館的になって、 "library"がコンピューター業界でのプログラミング用語になったようですし。

要するにプログラムもデータも「紙媒体」だったんですよね。 和を感じますね。よね。

新元号も「令和」となったことですし。

Note

そういう経緯で"libc"を巡り「リブシー派」に対して 「ライブシー原理主義派」の厳しい指導が 今に至ってもなお続いているらしいとの噂を聞いた気がします。

なんてこった。結局デフォでこの流れになるじゃない。

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